ネットとアートと本にかぶれていた大学時代の自分に31歳の今の自分がつっこんでみる本

 

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Introduction

昔っからネットとアートと本が好きで、何かしらテキストに書き起こしていました。

 

久日に大学時代のブログを読み返してみると、色々気持ち悪い感じの文章が書き連ねてましたので、それを今の自分が冷静に見てみるという本です。

 

ものすごい趣味的な、個人的な本。

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nakazato yuji

yeah!

PASMOから考える経済│2007年 03月 19日

PASMOを買って二日。

 

当初は自分が使っている東急バスで使えなかったりして、

「まだまだ駄目だなぁ。」

などと思ってましたが、やっぱり便利だなと思うようになってきました。

 

今日は六本木でバイトで、帰りはそこから学芸大学まで電車でした。

 

今までは学芸大学~渋谷間の定期を持っていたりしたので、改札出る時に毎回不便でした。

 

しかし、東京メトロでも東急でもPASMOは使えるために一枚で済む。

 

これは便利です。

 

それを使っている時にふとこの漂っているお金について考えて見ました。

 

ここから先は僕が今までに色んな人から聞いた話や読んだものをつぎはぎして書いているので、僕が金融や経済についてすべて分かって書いているわけではない事を了承して下さい。

間違っていたらご指摘を。

 

テーマは

「金が具体的なものから離れていくとどうなっていくのか」

「バブル崩壊はなぜ起こったか」

です。

 

僕の答え:

「バブル崩壊はフロー化したお金が増えたから起きた」

です。

 

原始の経済というのは、

「そのお魚と僕のお肉を交換しましょ」

というような交換経済でした。

 

そこには完全な弱肉強食があり、捕れない釣れないものは腹を空かせるしかないシンプルな経済でした。

 

そこに貨幣が生まれ、だんだんと複雑な経済に変容していきます。

 

まず、お金というものがどうなりたっているのか。

これは「信頼」から成り立っています。

 

僕達が使っているお金は日銀が発行しているお金だからこそ普段使えるのであって、例えば僕が勝手に紙幣を作ったとしても一般には使えません。

 

だからこそ、日銀の信頼、国の信頼は非常に大切なのです。

 

国の信頼が失墜すれば、その国のお金は国際上で地位を失墜させる事になります。

有価証券も資金なので、ほぼ同じ事が言えます。

PASMOも発行している会社に信頼があるからみんなが使えるわけです。

 

で、金が出来て「賃借」という概念が生まれると交換経済のようなシンプル&具体的な経済からは離れ「資金がマイナスでも物を買う事が出来る」ようになります。

 

ようは一気に時代を現代にしてクレジットカードで考えると分かりやすいです。

 

「今月はお金がなから来月引き落としになるカードで物を買おう」

です。

これは資金が足りなくても物が手に入るという交換経済では成り立たなかった現象です。

 

ここで起こる「マイナスのお金」。

これは実質の世界では浮いているようなお金になるわけです。

 

今の世の中ではこの浮いているお金が莫大にあります。

日本の赤字国債。

日本の信頼で借りている負債。

物質ではなく「浮いています」。

 

この浮いているお金が増えれば増える程、バブル崩壊に近づきます。

実際持っている国の資金とどんどんかけ離れていくからです。

 

バブル崩壊前には様々な現象が起きます(不動産の高騰など)。

 

そして、崩壊直前に起こるのは

「芸術作品の高騰」

だそうです。

 

なぜかというと

「芸術作品ほど価値が分からなく変動するものはないから」。

要はアート市場で動いているお金は浮いているお金なのです。

 

ご飯を食べなくても生きていけるけど、芸術は無くても生きていける。

バブル時にはその芸術作品に対して、名誉や権威を手に入れるために世界で余ったお金たちがつぎ込まれます。

 

著名な例がバブル崩壊直前に起きた

「安田火災(当時)がゴッホの『ひまわり』を58億円で落札する」

という現象です。

 

最近、印象派の巨匠ルノワールが描いた2点1組の絵画『花籠を持つ女』と『婦人習作』

が、東京でのオークションで3億1000万円で落札、国内2番目の高値と新聞に報道されました。

一位が『ひまわり』ですから、桁違いな額だという事が分かると思います。

 

その直後にバブルは崩壊しました。

 

ちょっと話が飛びますが、1968年に起きた三億円事件で盗まれたお金を所有していた東京芝浦電気(現:東芝)はどうなったか知ってますでしょうか?

 

答えは

「外国の再保険をかけていたため、三億円下りた」

です。

 

つまり不利益は出なかったのです。

翌日には当初使う予定だったボーナスもきちんと支払われたそうです。

 

今の経済というのは、こういったマイナスも基本計算の中に入れるようにシステム化されています。

コンビニでは万引きされてもその分も会社全体のシステムの中では計算済みなのです。

 

こういったマイナスのお金

=浮いたお金

もこの現代の経済の中ではシステムの中に組み込まれているのです。

 

ただ、そのシステムの範囲を超えてお金がフローし出すとシステムが崩壊して経済が破綻します。

これがバブル崩壊の一連の流れなのではないでしょうか?

 

 

なんか、本読んでコピったような文章ですが、一応考えて文章書きました。

 

で、懸念はこの先なのですが、現在、全世界的にバブル崩壊前と同じように不動産が高騰し、アート市場にお金が莫大に回っているという事です。

 

この事に対して日経新聞で、

「バブル期とは経済状況が違うので、同じ事にならない」

的な事が書いてありました。

 

経済格差が大きくなり、富裕層の人たちが芸術品を買っているだけだから問題無い的な。

この辺の論理が経済にうとい僕にはよく分かりません。

 

誰か教えて。

(ちなみに日本の経済格差って先進国の中ではまだまだ大した事ありません)

 

お金の事を考えてたら金と神の関係とか、格差とか、贈与経済とか色々考えてしまいましたが、長くなるので今日はこれまで。

 

間違い多々あると思いますので、教えて頂ければ幸いです。

 

 

 

<今の自分>

 

お前の書いている事ははっきり言って当たり前の事です。

そんな当たり前の事を頭の中でこねくり回してもなんにもなりません、働け。

 

でも、リーマンショック1年前にこんな事を書いている事だけは評価しよう。

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声を出して本を読む│2006年 12月 13日

自分の論文に関係する事なんだけど、、

昔、本というものが生まれたばかりの頃はみんな本を声に出して読んでいたそうな。

 

テキスト(メディア)→身体

と結びついていた。

 

それがグーテンベルクによって活版印刷が生み出されると、みな文字を声に出して読まなくなっていった。

 

本というものが貴重なものでなくなり、それを読む人が増えたためだからと言う。

ここでメディアと身体の裂け目が出来る。

 

oralで伝承されてきたものが、textで保存されていく事になると人間のする事は「記憶」から段々と「インデックスを作る」という事に変容していく。

 

つまり検索だ。

 

どのtextを読めば目的にたどり着けるか。

それを検索というものは満たす。

 

そして、今のメディア界のGodであるGoogleはまさに検索エンジンで世界を席巻している。

 

メディアから人間の歴史を考えていくとGoogleがここまで力を持ったのは、当然の事のように感じる。

 

そして、メディアの歴史を紐解いてみて、これからメディアはどう変容していくのかをよむ。

これが自分に課せられた課題のように感じる。

 

WEB2.0、CGMと今のメディア界には流れがある。

それに乗るのか?

そうでない方向で行くのか?

 

こういった事を考えるのは自分の性に合っているようで、とても楽しい。

 

 

<今の自分>

 

その感覚は今も変わらん。次に何が来るのか考えるのは結局ずっと変わらないから安心しろ。

今は情報のインデックスから、「キュレーション」「体験」が重要な世の中になってるぞ。

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